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段・級位 | 資格基準 | 体配 | 射法・射技 | 備考 |
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十段 | 審議会による選考 | |||
九段 | 弓道の真体に達した者 | 審議会による選考 | ||
八段 | 技能円熟、射品高雅、射芸の妙を体得した者 | |||
七段 | 射型・射術・体配自ら備わり、射品高く錬達の域に達した者 | |||
六段 | 技術優秀にして精錬の功更に顕著な者 | |||
五段 | 射形・射術・体配共に法に適って射品現われ、精励の功特に認められる者 | 規矩に適った起居進退身につき、落ち着きある容儀、態度。 和服着用、肌脱ぎ又は襷さばき(坐射)の実施。 | 基本体型の堅持。 縦線を軸とした引き分け。 充実した会。 詰合い・伸合い。 気合いの発動による鋭い離れ、弦音、残身、弓倒し。 体配と相俟って射法、射技の総体に現れる品位と格調。 | |
四段 | 射形定まり、体配落着き、気息正しく、射術の運用法に適い、離れ鋭く、的中確実の域に達した者 | 体配身につき、息合いとの協応。 適正な行射の運行(審査の要領、射手相互の間、失の処理など)。 | 縦横十文字の規矩と五重十文字。 気息正しく射法に適った射術の運用。 心の安定・気力充実した会。 詰合い・伸合い。 手の内の働き(正しい弓返り)、鋭い離れ、気合いのこもった残身。 | |
参段 | 射形定まり、体配落着き、気息整って、射術の運用法に従い、矢飛び直く、的中やや確実な者 | 呼吸に合せた基本の姿勢・動作の実施。 落ち着きある態度。 目づかい。 審査の要領に則った行射。 | 射法八節に従った射術の運用。 正しい足踏み・胴造り。 五重十文字。 手の内の働き(弓返り)、矢束・頬付・胸弦・的付け。 離れ、残身、矢飛び。 | |
弐段 | 射型・体配共に整い、射術の運用に気力充実し、矢所の乱れぬ者 | 執弓の姿勢、矢番え、足の運びなど基本の姿勢・動作のほぼ確実な実施。 | 概ね適正な三重十文字、五重十文字。 気力ある射術の運用。 離れの方向、気力ある残身。 的中不問。 | 筈こぼれは残り1射で評価。 2射共にこぼれれば否。 |
初段 | 射型・体配型に適って、矢所の乱れぬ程度に達した者 | 基本の型に適った姿勢、動作。 節度ある態度。 | 型に適った射法八節の運行。 スムーズな引分け、努力した会、元気な離れ、気力ある残身。 弓倒し後の崩れのない姿勢。 矢枕落ち不問。 | 同上 |
一級 | 射型・体配概ね正しいものと認められる者 | 概ね基本の型に適った姿勢、動作。 弓矢の取扱い。 | 概ね型に適った射法八節の運行。 | 筈こぼれは、残り1射で判定。 2射共にこぼれればもう1射引かせて判定。 3回こぼれれば否。 |
二級 | 修練の程度三級に比して著しく進歩を認められる者 | 三級に比し相当進歩した姿勢、動作。 | ほぼ間違いなくできる射法八節の運行。 | 同上 |
三級 | 射の基本動作及び弓矢の扱い方がやや整い、秩序ある指導の下に修練を経たと認められる者 | 基本動作や弓矢の扱い方が指導に従って概ねできること。 | 射法八節の運行を概ね順序に従って実行できること。 | 同上 |
四級 | 秩序ある指導を受けており、弓矢の扱い方に進歩があると認められる者 | 道場内の行動や弓矢の扱い方に進歩が見られること。 | 矢を安全に飛ばすことができること。 | 同上 |
五級 | 弓道修練の初歩的階層にある者 | 四級の域に達していない者。 | 四級の域に達していない者。 | 同上 |